人事の情熱:ビジネス成功への貢献とは

B.HRの役割

このサイトは、ビジネスの成功に貢献したいと思っているHRのプロフェッショナルと組織マネジメントをより効果的に行いたいと思っているリーダーに対して、私の経験を共有することでお役に立つことを目指しています。

今回は、わたしがなぜ人事の仕事にパッションをもっているのかついて書いてみたいと思います。以下では、「ビジネスの成功への貢献」、「汎用性と個別性」、「意思決定者からの学び」、「人事メンバーの育成」の観点から、具体的に説明していきます。

 

ビジネスの成功への貢献

私は、Dave Ulrich氏の「人事は各ステークホルダーに価値を提供する」という考えに大きな影響を受けました。その考えにインスパイアされて、私はビジネスの成功を社員や顧客、株主、コミュニティーなどの各ステークホルダーに価値を提供することと考えています。人事は、これらのステークホルダーに価値を提供することによって、ビジネスの成功に貢献できると信じています。

そのために、人事の仕事を通じて、組織や人に関する専門知識に加えて、ビジネスモデルやビジネス戦略・ビジネスプロセスなどビジネスに関する専門知識を学ぶことができます。さらに、各ステークホルダーに関する専門知識についても深く学ぶことができますそれぞれの専門知識のバックグラウンドになっている各学問についても学ぶことで、より広い視野を持つことができます。例えば、経済学、社会学、心理学、組織論、経営学などの学問に関する専門知識を身に着けることができます。

人事の専門知識にとどまらず、ビジネスに関する専門知識やそれぞれの専門知識の背景となっている学問的な専門知識も身につけることで、ビジネスの成功に貢献することができます。

 

汎用性と個別性

人事の仕事は、様々な専門知識を身につけてビジネスの成功に貢献することができる一方で、それぞれの組織には独自の存在意義や長期目標、組織として大切にしていることがあります。それに基づいて、ビジネス戦略や組織構造、各人事の仕組みの意図や内容も異なります。社員も多様なバックグラウンドを持ち、それぞれが異なる個性を持っています。さらに、組織には歴史があり、この歴史も組織ごとに異なっています。

例えば、ある企業では急速な成長が求められるため、新しい人材の採用と育成に重点を置いています。一方で、別の企業では組織文化の維持と社員の定着に重きを置いています。

私自身が、たくさんの権威者がまとめてくれた専門知識を活用しつつ、こうした組織固有の状態を把握し、その組織にとって効果のあるプランを作成・実行することにやりがいを感じています

 

意思決定者からの学び

組織固有の状況を把握した上で、ビジネスの成功に貢献するプランを作成し、意思決定者を巻き込むことが重要です。意思決定者は、必ずしも人事の専門家ではないことも多いものの、実際に組織を率いて各ステークホルダーと対峙してきた独自の経験から様々な学びを得ています。彼らの考えに触れることで、私の学びはより豊かになり、更に良いプランを作成することができるようになります

例えば、意思決定者の一人から、株主が実際にどのようなことに関心が高いかを具体的に共有してもらいました。当時は、実際に株主と交流する機会がなかったため、その具体的な関心事項を理解できたことで、その内容をプランに盛り込むことができました。こうした実際の経験に基づく考えを学ぶことで、ビジネスの成功により貢献できるプランを立てることができます。

 

人事メンバーの育成

人事のメンバーは、人事に関する専門性やその背景となっている学問について熱心に学んでいます。その学びの意欲に感嘆していますが、ビジネスの成功に貢献する人事の観点からは、さらに成長の可能性を秘めていると感じています。メンバーがビジネスの成功について理解を深め、それぞれの専門知識を身につけ、組織固有の状況に対応するプランを作成し、意思決定者から学びを得て実行をリードする存在になることを考えると、非常にわくわくします。

例えば、あるメンバーが新しいプロジェクトに取り組む際、彼らはビジネスモデルやビジネスの成功についての知識を深め、組織固有の問題に対応するプランを作成し、ビジネスリーダーの知見も得て実行をリードしました。その結果、プロジェクトは大成功を収め、彼らのキャリアにも大きなプラスとなりました。

私は、人事メンバーの成長をサポートし、ビジネスの成功に貢献することに大きなやりがいを感じています

 

まとめ

人事の仕事における私の情熱は、ビジネスの成功に貢献し、多様な専門知識を活用して組織固有の課題に対応すること、意思決定者から学びを得て更なる成長を遂げること、人事メンバーの育成を通じて組織全体の成功をサポートすることにあります。

最後までお読みいただきありがとうございます。今回の記事が、少しでも多くの人々の参考になれば幸いです。なお、この記事は私の個人的見解であり、所属組織とは関係ありません。

皆さんは、人事の仕事にどのようなパッションを持っていますか?

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